今回は、俺が最近よく見る動画
「氷室京介『PLASTIC BOMB』」
が、いかにすごいかを語らせてもらう。
2011年6月11日、氷室京介は、東京ドームで50歳記念ライブを開催する予定であった。
しかし、ご存知のとおり、2011年3月11日に東日本大震災が発生し、氷室京介の東京ドーム公演については、白紙に戻った。
その時、氷室京介は
「全曲BOOWYでチャリティライブをやろう」
と思い立ち、2011年4月18日
『東日本大震災復興支援チャリティライブ
KYOSUKE HIMURO GIG at TOKYO DOME "We Are Down But Never Give Up!!"』
が、2011年6月11日に東京ドームで開催される事が発表される。
これを受け、BOOWYのドラマーだった高橋まことは
「何かやってくれるとおもっていましたのでよかったです」
と肯定的なコメントを発表した。
しかし、BOOWYのベーシストだった松井常松は
「こんな時だからこそ、再び4人で手を握り合い、大いなる目的のために、協力し合うべきだと思った」
というコメントを発表した。
一方で、BOOWYのギタリストだった布袋寅泰は
「BOOWYの再結成を望む気持ちは皆さんと同じでした。
大震災直後、被災地の皆さん、そして復興に向け力合わせる多くの皆さんに自分の持つ力を最大限に発揮し貢献できるとしたら
それはBOOWYの再結成しかない、と考えましたが
残念ながらそれは叶いませんでした。
しかしどうぞ誤解しないで下さい。
氷室京介氏の復興支援に向けたアクションは、彼の信念に基づいた選択であるはずです。
僕はそれを否定的にとらえる気持ちなど全くなく、リスペクトしています。
そして同時に自分の中で踏ん切りがつきました。
これからもBOOWYのギタリストであったことを誇りに
沢山の皆さんにパワーを与えられるよう
力の限り自分の音楽を奏で叫び続けてゆくつもりです。
変わらぬ応援をよろしく申し上げます」
というコメントを発表した。
2011年4月22日に行われたNEWS ZEROのインタビューにおいて、氷室京介は
「メンバーの気持ちまで考えていなかったのは、ちょっといけなかったかもしれない」としつつも
「何を言われても受け止める、受け入れる覚悟はできている」
と発言した。
さて、氷室京介の東京ドーム公演は、当初は1日だけの予定だったが、開催1ヶ月前となった2011年5月11日、2日間の開催となる事が発表された。
そして、いよいよ2011年6月11,12日の2日間にわたり、氷室京介の全曲BOOWY東京ドームチャリティライブが開催された。
バンドメンバーは
永井利光 (ドラムス)
西山史晃 (ベース)
DAITA (ギター)
本田毅 (ギター)
大島俊一 (キーボード)
TESSEY (マニピュレータ)
であり、BOOWYのメンバーは、登場しなかった。
俺が最近よく見る「PLASTIC BOMB」の動画は、2日目、2011年6月12日、全25曲演奏されたうちの17曲目である。
ただ動画を観ただけであれば
氷室京介が歌っている、そして観客がめっちゃ盛り上がっている
としか思わないかもしれない。
しかし、ここまで長々と書いてきた経緯を知ってから見ると、奇跡的なライブの映像だったといえる。
2日間にわたった氷室京介の全曲BOOWY東京ドームチャリティライブは、11万人を動員し、大成功に終わった。
2011年9月29日、このライブの収益となった約6億円は、岩手県、宮城県、福島県に寄付されたことが発表された。
この義援金は、2011年12月に行われたNEWS ZEROの氷室京介へのインタビューでのインタビュアーの発言によると、中小企業の工場や、商店街の施設設備の補助、道路や信号の修理に使われたという。
また、岩手県では、震災で家族を亡くした子どもたちに寄付されたという。
まさに、氷室京介は「歌で世界を救った男」である。
2011年12月7日、氷室京介の全曲BOOWY東京ドームチャリティライブの2日目から
「DREAMIN'」「PLASTIC BOMB」の2曲のビデオがiTunesで配信された。
しかし、現在も配信されているのは
「PLASTIC BOMB」だけである。
このビデオは、フルでわずか2分50秒というのもあり、俺は最近は出勤前や仕事の休憩中にiPhoneで見る事があり、その度に元気をもらっている。
みなさんも、是非チェックしてみてはいかがかな?
氷室京介は、2016年のドームツアー
「KYOSUKE HIMURO LAST GIGS」
の開催をもって、活動休止に入ってしまった。
しかし、アニメ「ラブライブ!スーパースター!!」において、主人公である澁谷かのんは、こう言った。
「夢は、歌でみんなを笑顔にする事です」
布袋寅泰は、2024年、能登半島地震を受けたCOMPLEX(吉川晃司とのユニット)が東京ドームで開催したチャリティライブの後
「復興支援ライブは、もうない方がいい」
とInstagramに記したが、この先、澁谷かのんが、歌で世界を救うことを願い、この記事を終えたいと思う。





