僕の中学では長期休業明けに毎回スペリングコンテスト(通称スペコン)という100問英単語テストを実施していた。
僕は中学1,2年の時、97,98点くらいは取ったが、100点は取ったことがなかった。
中学1年の時は、S先生という女性の先生が英語の担当であった。
中学2,3年は、K先生という男性の先生が英語の担当であり、K先生は担任でもあった。
2014年4月、中学3年の春休み明けのスぺコンで、僕は100点を取った。
その答案が返却されたとき、僕は素直に嬉しかった。
後日、英語の授業の時にK先生が「今回のスぺコンで100点を取った人に賞状を渡します」「まずは男子から渡します」と言い、100点を取った男子の名前を呼び始めた。
しかし、僕の名前は呼ばれなかった。
僕は(えっ?)と思ったが、K先生は僕を完全に無視したまま、女子の名前を呼び始めた。
するとK先生が言い放った。
「あ、北条の女子のとこにあったわ」
クラスの同級生全員がどっと笑った。
当時14歳の僕はカッとなって「笑うな!」と怒鳴った。
K先生が「たまたまお前のがここにあっただけだ」と言った。
冒頭の画像の意味は、平安名すみれ(帽子をかぶり、紙を持った左の子)を僕、鬼塚夏美(苦笑いしている右の子)をK先生に見立てているということである。
僕は思うのだが。
100点を取るのは立派なことだから賞状を渡して讃えるのであって、誰かを笑い物にするためにやっていることなのか?と僕は当時から思っていたし、その考えは今も変わっていない。
自分がそういう目に遭わされたことよりも、表彰の場で誰かを笑い物にしたことを、10年近くが経過した今でも僕は怒っている。
もし違う人が僕と同じ目に遭っていたら、僕は正直その場では笑ってしまうだろうが、誰かを笑い物にするためにやっているわけじゃないだろという同じ考えを持ったと思う。
K先生が故意に僕の賞状を女子のところに入れたとは思っていないが、謝罪してほしかったとは今でも思っている。